2012/08/02(841) 『先月天真庵で、「大石学さん」がライブをやってくれた。 ・・・ 』

先月天真庵で、「大石学さん」がライブをやってくれた。

先月のジャズでも大きく取り上げられていたけど彼のニューアルバム「gift」を記念して「gift」という名のライブだった。

近くに住んでいたセシルモンローと大石学トリオをやっていた関係で、昨年の春にセシルが「大石さんが天真庵でライブしたいといってたよ」といって、7月に夢のようなライブをやった。

8月の墨田ジャズフェスティバルの日、演奏する前にふたりで天真庵のカウンターに座って「いつもの」といって「カフェイン」(珈琲焼酎)を飲み、帰り際にかたことの日本語で「大石さんのこと頼む」といったのが最後になった。

8月27日、隅田川花火大会の日に、千葉の海で水難事故で旅立った。58歳だった。

今回のライブには、大石さんの母校・下関西の音楽の恩師・Tさんもわざわざ下関からこられた。N響の山根さんも、ジャズ歌手の国定雅子さんも同じTさんの弟子なので、お客さんとしてきてくれた。カリスマ調律士の岩崎さんも調律の後、聴いていったので、さながら「長州デー」みたいに熱い夜になった。

先生が入ってこられた瞬間、「いつも子供たちがお世話になっています」といって、握手を求めた。

この瞬間に先生の人生とかひとがらが、芸術みたいに、伝わってきた。「親子は一世、夫婦は二世、師弟は永世」 「いい師を自分で見つける」ことも才能だと思う。先生みたいに「情熱も才能」だと思う。

31日に六本木のアルフィーで、「大石学&国定雅子」の初ライブがあった。

実は、7月の天真庵でふたりははじめてあった。そして何曲かやった。

アフターアワーズに、大石さんが「アルフィーの時の練習いつしよう?」といったら、国貞雅子が「今しませんか」といった。11時すぎていてけど、「どうぞ」といったら、 ふたりで「アルフィー」をやった。「これぞジャズ」というくらい、よかった。

31日にまたアルフィーでアルフィーを聴き、興奮が冷めないので、イモ洗い坂をころがるように歩いて「フォルテ」で、深夜まで飲んだ。ここのママは同じ年だけど、ときどき天真庵まで走ってくる。こないだも100kマラソンに参加。すごい。

8月には国貞雅子のニューアルバムができる。それを記念して8月31日の「ねっと31 ジャズライブ」は、国貞雅子がやってくれる。

「林さんの料理楽しみにしている」とのことだ。

いろいろ大変な時代を迎えているけど、気のおけない仲間たちといっしょに音楽や芸術を楽しみながら、生きて生きて生き抜いてみたいと思う。

  感謝・野村拝