マヤ歴によると明日で地球が終わるらしい。
まだまだ一仕事二仕事残っているので、明日で終わってしまうとこまるけど、もしもあたったら困るので、今日は茶の仲間が「無茶しぃの会」にくるので、福岡の星野村の煎茶をていねいにいれて、山田屋まんじゅうを食べながら一期一会に感謝しながらすごそうと思っている。
「明日で人生の千秋楽」という日がわかれば、その時も気のおけない仲間たちと、煎茶を飲みながらすごせればいい。
月に一度、休みの水木を利用して、「卒啄珈琲塾」と「無茶しぃの会」をやっている。
昨日は、炭火焙煎に挑戦した
。
煎り番茶用のほうろくに30gの生豆を入れ、手あぶりに炭火をおこし、ゆっくり焙煎した。ガスのコンロでやると10分たらずで焼けるのに、炭火でやると一時間かかった。
それを石臼でがりがりやって、久保さんの黄瀬戸の珈琲ドリッパーで入れる。お湯は静岡から汲んできてもらう硯水泉というやわらかい水を、薬缶に入れ、別のてあぶりの炭で沸かすもの。ここまでいわゆるライフラインというものに頼らなくできる。
「ほぼぶらじる」の中心になる「ぶらじる」の味は大吟醸の酒を飲むように、さわやかだった。
「ゆっくり待つ」という時間は、なにものにも代えがたいものがある。
その後は、みんなで「辛み大根そば」を食べた。
よくいく石岡のそばやのおやじが、自分で土を耕し、東北の原種の大根の種を植え、天塩にかけて育てたものだ。そのおやじは「渡り舟」という酒米を復活させた人として知られる。
60歳で農業試験所を退職し、「10年蕎麦屋をやる」と決め、渡り舟を作る田んぼを眺める場所に蕎麦やをつくった。その10年の目標を達成し、先日世界一周の旅にでた。元気な70歳。その置き土産が、「からみ大根」
今日も「卒啄珈琲塾」と「無茶しぃの会」
21日(金)は大石学さんとLUNAさんのライブ。
3か月前から満席だが、楽しみ。
23日(日)は「弾き語りのシャンソン」
上原英里さんの二回目のライブ。19時から4000円(そば会つき)
もしも、まだ地球が残っていて、無事で生きていて、この日があいていたら、素敵なシャンソンを聴きながら過ごす、というのは、煎茶会と同じくらい有意義なので、ぜひ遊びにきてください。
いろいろな「終わり」を見るような時代がきているけど、
「終わりは始まり」だと思う。
感謝・野村拝