2013/02/14(869) 『今日はバレンタインデー。・・・ 』

今日はバレンタインデー。

あまり関係はないけど、長崎にいってきた。

東京の東長崎。ヨネクラジムに通っていたころ、目白をぶらぶらしていたら、ギャラリーで小鹿田焼のお店を発見。

その主人が、東長崎にギャラリーをオープンした。スゴイ。

「おんたやき」という。お店の名は「sonomono」ズバリ!

日田の山あいで、昔から女性が土の担当で、水車で土をくだき、蹴轆轤(けろくろ)を使って器をつくり、飛び鉋や打ち刷毛目といった縄文みたいな文様の生活の雑器をつくってきた集落がある。自給自足を旨とし、10軒以上は窯元をおかないという主義で長く持続可能な生活を実現している日本人たちがいる。

今月の24日まで、銀座の「野の花司」の二階のギャラリースペースで、彼女がプロデュースした展覧会をやっている。

久しぶりに池袋界隈を散策した。最初に池袋にあった事務所は、六つ又交差点の近くにあった。そこに、普通のしつらえだけど、美味い蕎麦屋がある。ぼくの名前を反対にしたお店。「一栄」。

温かい「若鶏そば」を食べながら、黒麹蕎麦焼酎「寶山」を飲む。

ここの主人は、ぼくの蕎麦の師匠と兄弟弟子で、一茶庵で蕎麦の修行をした人だ。

三色蕎麦が人気だが、ぼくはだいたい温かい蕎麦を食べながら、酒を飲む、というのが多い。絞めは、「田舎そば」を注文して、寶山をもう一杯飲む。

その後、大塚駅までぶらぶら歩く。天真庵の二階にある李朝箪笥(バンダヂ)を買った骨董屋の前を通ると、女将がちょうどでてきて、中に入り、いつものように丁寧に玉露を入れてくれた。器は井上春峰。京焼きの代表選手。

奥の座敷に、なかなかいい「涼炉」と書いた箱を見つけた。なんか「!」とくる。いけない、慢性の骨董病が体の中に発熱している。

女将の許しを得て、中身を拝見。「いいね~」とうなっていると、女将が「寶山先生の」という。これもまた京焼きの老舗というか名家「雲林院寶山」のものだ。「さっきは蕎麦屋で寶山を飲んだら、いっぱい800円だった。

これはもそんなもん?」と冗談をいっていたら、箱の底に、値段が書いてある。

ちょうど100杯飲める価格。でもここからが骨董屋との駆け引きになる。

・・・・勝った負けたではなく、「買った」ということになり、重たい箱を両手にかかえ、リュックには、小鹿田焼の器やお酒が入っていて、そのまま大塚駅から都電にのった。かなり混んでいて、「込み合ってきたら、背負ってるリュックを前にかかえたりしてください!」というアナウンス。

こころの中で「どうしたらいいの・・」と叫びながら、町屋で京成に乗り換え押上につく。

夕方のニュースで、踏切事故のことを知る。きっとそこを通った10分くらい後のことだ。昨日と今日は偶然続いているけど、続かないようなこともある。一日一生。昨日で一生を終えたけど、また今日生かされた。

謙虚に生かされている今日に感謝感謝だ。

        感謝・野村拝