暑中お見舞い申し上げ候。
今朝「でんすけ」というスイカをたべていると、庭でみんみんぜみが鳴いた。日本の夏。
今日明日はお店は定休日だけど、月に一度将来カフェをやりたい、とか老後にシェアハウスをしたい、とか、ゲストハウスをつくりたい、などの「夢」をもった人たちに、「卒啄珈琲塾」を開催している。珈琲豆の焙煎やドリップ、サイフォンカフェメニューの作り方などを、むちをふりふりチーパッパとやっている。
午後は「無茶しぃの会」で、「無茶も茶」よろしく、無茶しぃ(634mのツリーが見える)二階の茶室で煎茶や玉露、冬はほうろくで煎り番茶を煎じたりしながら、お茶を通して、もてなしや人と人のあり方みたいなものを共に学んでいる。ときどき畳の間に正座しながらお茶をすると、日本人に生まれてよかったと思う。
人に教える、ということは教わること多し。こんなことが「共育」ではないかなあ、と最近思うようになってきた。
今本屋に並んでいる「ソトコト」という雑誌の9月号に「天真庵」が紹介されている。
「人とつながる家」というのが題名で、「住み開き」「リノベーション」「シャアハウス」「ゲストハウス」など、新しい形の「家」にあり方が紹介されていて、天真庵を改装(ぼくはリノベーションという言葉が嫌い。
なんか作為的なにおいがする)する時の中心的メンバーの中西道也くんが、今回スポットを浴びた。
芸大の建築を卒業したばかりのころ池袋の天真庵に遊びにきていた若者も、トレードマークの帽子を脱ぐと、老師のようなふうたいになってきた。でも「これから」の彼の仕事が楽しみ。
今回の特集の最後に紹介されていた女性の建築家たちがつくった「くさる家」というのが大変おもしろかった。
最近の新聞でも紹介されていたけど、「これからの明るく懐かしい未来」を考える上で、とても参考になるので、ぜひソトにコトして本屋に立ち寄り「ソトコト」を買って読むのをお勧めしたい。
今年から日曜日の営業を16時までにして、それから「蕎麦打ち教室」を始めた。
「もの」にしたいと真剣な人がくるので、人数は一回2名に限定(3名になるときもあるが)。
たまたま、珈琲とお茶と蕎麦を、道楽半分で学んできたけど、これからは毎日毎日が、一生に一度の「蕎麦茶会」だと思いながら、音楽や芸術とともに楽しみながら「無茶しぃな人生」 を満喫したいと思う今日このごろ。
感謝・野村拝