2013/10/03(902) 『今日は朝から雨。先月近くでオープン ・・・ 』

今日は朝から雨。先月近くでオープンしたコンビニがお昼時ににぎわっている。

こんな日のお弁当や、深夜に小腹が減った時や、独居老人なんかにはすこぶる便利らしい。これから寒くなってくると、おでんを調達して「おひとりさま居酒屋」も粋?

「おでん・熱燗・昔の女」・・・どうも俳句みたいに抒情的に生きたいと思うのは、時代おくれなのかしらん。

白玉の歯にしみとおる 酒は静かに飲むべかりけり(牧水)

天真庵の前に寿司屋(宅配寿司)もできた。大手ピザ宅配の経営。できる前からスタッフが蕎麦を食べにきてくれたり、開店の日に寿司をもってきてくれたり、フレンドリーな付き合いができている。

やはり雨の日の祝日はバイクが働き蜂よろしく忙しく出入りしている。

先日ほぼ毎日こられる一人暮らしのおじいちゃんと話をしていたら、「もうすぐ89歳の誕生日」という。自分の年も一歳逆さばを読むくらい計算が苦手というか、年なんかに無頓着だけど、どう考えても、89歳ではないので、生まれた年を聞いたら「関東大震災の前年・大正11年」とのこと。

「では今が90歳で、誕生日がきたら91歳でっせ」となり、「卒寿をやらねば」ということになった。「では、ぼくが前の寿司をおごる。」と目を輝かせ、一番高い寿司をごちそうになりながら、人生を語り尽くした。生まれたのは、深川の長屋。芝浦工大にいき、陸軍で中国大陸で終戦、翌春に日本にもどることができ、家業の紙の加工業を継ぎ、向島では「すーさん」と呼ばれ、恋女房さんには15年前に死に別れ、愛車はベンツ、家では日経新聞を読み、天真庵で蕎麦を手繰り、珈琲を飲みながら朝日新聞を読む毎日・・・

昨日は「英語で蕎麦会」。この会報を発行する藤原事務所に所属する岩本さんが先生。10年になる。昨年先生に嫡男が生まれ、一歳になった。「ママ」よりも先に先生に「とんしゃん」といったらしい。

前世で界隈の花街で三味線でもききながら酒を飲んでいたのではなかろうか?♪向島 風に吹かれて チン・トンシャン

フランス人で、英語とフランス語をスカイプで教えながら、日本で頑張っている先生もアドバイザーとして毎回のように参加するようになった。

日本語は下手で、蕎麦会の時までまさに「英語で蕎麦会」になってしまった感があるけど、ほんとうに生きた英語、異文化コミュニケーションの場になりつつある。

時代は「こんとん」としてきた。こんとん、とは人間の体にあるいくつもの「穴」が語源らしい。

そこからいろいろなものが噴出して阿鼻叫喚みたいな世界がひろがっているけど、くそがつくと草は枯れるが、その後にまた元気な草木が生えてくるのが天地自然の法則。

「くそったれ」という気骨を捨てずに頑張っていきたいと思う今日このごろ。

10月31日は「ねっと31 ジャズライブ」 国貞雅子が歌います。

        感謝・野村拝