今朝の朝刊のテレビ欄をみたら、4時からの「L4YOU」に、下町向島商店街散歩・・熱々角煮そば・・とある。
「とんさま」がひょっとしてテレビに初お目見えするかもなんばん。
角煮というのは、長崎のしっぽく料理の「東坡肉」(トンポーロー)からきたものだ。
来年の日本人の合言葉は「蘇」。
それを頭につけて、号の東坡をつけたら「蘇東坡」。
中国の大詩人の名前で、彼がこの料理を発明したとか、とても好きだったからとかいう理由でそう命名された。
沖縄では「ラフテ」とか呼ばれていたり、アジアの各地で各地の味付けと名前がついているようだ。
天真庵では鹿児島の黒豚の原種の「六白」という豚のバラ肉を、そばやの命である「かえし」をひたひたまで入れ、そこににんにくや、玉ねぎを入れて、3時間くらいことことと煮る。それを冷やすと、きれいな脂が固まる。
その色がほかの豚とは、天と地ほど違う。
まじめに飼育された豚の脂は美しいし、その脂肉が美味いのだ。
今日は奇しくも蘇東坡の誕生日。かの富岡鉄斎と同じ12月19日。
そんな日に、「とんさま」がテレビで紹介されるとは、摩訶不思議なことだ。
蘇東坡の詩でこんなのがある。月曜日に書家の貞本先生に書いてもらった。
「客至汲泉烹茶」・・・客の至れば泉を汲んで茶を烹(に)る)
隠居するときは、山紫水明な場所に掘立小屋を立てて、彼の字を掛け軸にし、煎茶を飲むような暮らしをしてみたいものだ。
今日は「ダメ中」。今日はまいこ先生に蘇東坡の詩を朗々と読んでもらおうかしらん。
明日もいつものように「とんさま」は、10人分くらいしかしこめないので、遠くからわざわざくることはないですよ。
お茶とか珈琲は、泉ではないですが、東京水を汲んでいれることは、やぶさかではありませんが・・・
感謝・野村拝