2017/02/24(996) 『庭では、枝垂れ梅が満開。春を・・・ 』

「梅」

庭では、枝垂れ梅が満開。春を一番かんじさせる花。

天真庵のHPのリンク集のところに「梅茶翁」(ばいさおう)というのがひとつ加わった。

能登に移りすんで、梅仕事を始めている三輪福さんの部屋。プロフィールの「梅茶翁」の字は南條先生がかいたものだ。いよいよ「梅林ガールズ」が動きはじめる。

彼女は毎月能登から「無茶しぃの会」に参加され、煎茶を勉強されている。

煎茶の世界の土台をつくってくれた人に、「売茶翁」(ばいさおう)という人がいた。

二月は「味噌仕事」6月が「松仕事」と「梅仕事」9月が「柚子仕事」11月にまた「松仕事」東京にいながら、田舎暮らしをしているような日々是好日。

なんやら、世の中物騒で、生きにくい時代を迎えているけど、「梅」の言霊ように、「産みの苦しみに耐えて、新しいことを産みなさい、はじめなさい」というような生き方をする時代かもなんばん。

今NHKFMからドボルザークの「新世界」が聴こえている。

朝蕎麦を打っている時、営業時間がおわり、くつろいでいる時、99%NHKFMを聴いているけど、この曲が流れるのが多くなってきたように思う。

家族の不幸がかさなり、生きる希望を失っていたドボルザークがヨーロッパからアメリカのニューヨークに移りすみ、毎日のようにジャズバーに通っている時代に造ったものだ。

だからこの曲は、ジャズである、といった音楽家がいた。

梅の素敵な漢詩がある。いつも厨房の中に貼っていてときどき読む。

「一番の骨に徹する寒さを経ずして 安(いづく)にか 梅花の鼻に噴く香りを得んか」

 

これを読んだ後に「そのとおり」と叫ぶ。

 

感謝・野村拝