12月も半分過ぎました。会社をやっていた時は、この季節は毎日が忘年会だった。
ひどい時は、ダブルとか、昼から忘年会とか、あげくのはてに、だらだら忘年会といって、朝までやったこともある。今は昔。
でも「月一」で、英語や中国語や易学や論語やねんどやお花やお茶や・・・などの「寺子屋」をやっているので、12月は「毎日が忘年会みたいな稽古納め」みたいなものだ。今年の言葉は「絆」らいいけど、月に一度集まって、勉強をして、同じ釜の蕎麦を食べる、というのは「家族みたいな絆」がより深まっていると実感する今日このごろ。
「おいしいものを食べる」よりも「おいしく食べる」ほうが、幸せ。
おいしく食べるのコツは、気のおけない友達と食べる、につきる。
天真庵を押上に結んだとき、ネット21仲間で、書家でもある貞本竜児氏に「天真庵」と揮毫してもらい、それをアーティストの林くんが、雨戸を額にし、玄関の脇に打ち付けてくれた。林くんはその後に、同じく内装を手伝ってくれたけいちゃんと結ばれ、任葉くんを産んで、和歌山の串本に移り棲んだ。
先週、青山ブックセンターでたまたま手にした「しあわせな台所」(辰巳出版)に、彼らの台所が4ページで紹介されている。
もともと、きのこ摂りや蛸とりの名人だったけど、最近はバージョンアップして養蜂や猪とりまでやっている様子。「半農半X」という生き方が注目されているけど、彼らの生き方は「半縄文半アート」みたいな斬新な生き方だ。
きっと来年あたりは「気がついたら、時代の先端にいた」という感じではないだろうか。そんな時代がきているように思う。
彼らの家を訪ね、その縁で九州の国東半島に移りすんで「マナの壷」https://sites.google.com/site/mananotsubo/homeをやっているカメラマンの小林さんの生き方もおもしろい。偶然近くのbunkanで、「国東半島に移り住んだ友だちが、無農薬の玄米をつくっている」という話をきき、注文したら元気な玄米がおくられてき、すぐにこばから電話で「私です」というのいで、ビックリした。
どこで何をしていても、はやくもおそくもなくちょうどのタイミングで出会うべき人とは出会うようにできているようだ。
そして、天真庵を改装してくれた中心の中西くんも、古い建築の改装に大忙し。彼がやる物件はみなその後、「その町に必要な店」や「家」になったりしていく。そこにまたおもしろい人が集まり、その町を活性化する。ゆっくりした流れではあるが、時代の源流近くを流れているに違いない。
貞本さんは、月に一度「書をしよう会」をやってくれている。
五月の「墨田ぶらり下町音楽祭」の題字も書いてくれたり、今話題の「出会い」というスカイツリーの町の下でねこが出会って、家族をつくっていくストーリーのてぬぐいを企画した「張福」という洗い張りやの屋号も、彼が揮毫した。
その貞本さんが「書・貞本竜児展」(12月20日から26日まで開催される。水木は休み。)
16日(金)
ギター じんじん フルート 坂上領
19時開場 19時半開演 4,000円(蕎麦会つき)
花火大会のライブをずっとおこなってくれている「じんじん」さんが
フルートと共演。とても楽しみな、天真庵の忘年会みたいなコンサート。時間がある方、ぜひきてください。ご一報をお待ちしています。
いろいろなことがあったけど、こうやって「縁」で結ばれた人たちと、同じ時代を生きたり、旅したりしている実感が「生」ということだろう。「生きる」でもいい。「生かす」でもいい。お店に飾ってある白井晟一さんの「生」も輝いてきた。
感謝・野村拝