筆と巻物を持ったぼくが「寒山」。
重巖に住み寒山詩を残した詩人で、文殊菩薩の化身です。
箒を持った相方が「拾得」。
豊干禅師に拾われお寺のまかない係(典座・てんぞ)です。
実践的で普賢菩薩の化身といわれています。
粗衣粗食で、天真爛漫なふたりの姿は、禅林や絵描きたちが好んで描いてきました。
お茶席に茶掛けとして使われるのも、「足るを知る」という教えだからでしょうか。
大きく振り子が降られている現代、寒山拾得がまた活躍する時代かも知れません。
「寒山拾得を見にくる、というより、彼らのような感覚で能登で過ごす」そんな気持ちでお越しくださるとうれしいです。
感謝・野村南九拝。
1929年 | 愛媛県朝倉村に生まれる |
1970年 | 日本ッ画家 四田観水に師事 |
1977年 | 絵の勉強のため上京 |
1980年 | フランスに写生旅行 |
1983年 | 中国写生旅行 寒山拾得と運命的な邂逅 |
1985年 | 今治の城山画廊にて初めての「寒山拾得展」 |
1986年 | 今はなき東急百貨店で個展 東京の基盤を作る |
1988年 | 松山の画廊天真誕生 |
1990年 | 京都長岡京に画廊天真誕生 |
1992年 | 中国蘇州寒山寺へ作品奉納 |
1993年 | 京都野村美術館(南禅寺)にて個展 |
1994年 | 東京三越にて個展 |
1997年 | 東京画廊天真誕生 |
2000年 | ニューヨーク ソーホーの「キャストアイロンギャラリーにて個展 |
2001年 | テロで落胆したニューヨークの市民を励ますチャリティー個展 |
2006年 | 天真庵・肥後・天真庵にて個展 |